南アフリカ式バーベキュー「ブライ/Braai」とは?

南アフリカには、「ブライ/Braai」と呼ばれるバーベキューの文化があります。

 

アフリカーンス語でバーベキューを意味するこのブライ、老若男女、白人黒人問わず浸透している文化で、週末に家族で、歓送迎会、仲間同士で集まる時、冠婚葬祭、さまざまな場面で楽しまれています。

 

マンション、一軒家問わず、一般的な家のパティオやバルコニーにはブライ台が組み込まれているということからも、その浸透具合が伺えるかと思います。(ちなみに、ブライ台は炭火とガスの2パターンがあり、日本では炭火のものが馴染みがあると思いますが、家に組み込まれているのはだいたいガスのもの)

 

 

スーパーマーケットに行くと、年中いつでもブライコーナーが設置されていて、炭、着火剤、トング、紙皿など、ブライ用品がずらり。日本では、バーベキュー用品を置いてあるのは夏場などの期間限定か、海辺や川辺などのスポット限定ですよね。

 

 

お肉売り場に行くと、商品のパッケージにも「Braai/ブライ」の文字が。少し話がそれますが、南アフリカはお肉が安くて美味しいです(ステーキハウスでお肉の販売をしていたりするのですが、高級レストランのフィレでも1kg2,000円ちょっとで購入できます)。日本のスーパーマーケットではあまり見ないフィレ、リブアイ、Tボーンなど、置いてあるお肉の種類も豊富。牛肉以外ではラム、オーストリッチなども売られています。私は、こちらに来てからラムの美味しさに目覚め、しばらくはラムばかり食べていました。

 

 

南アフリカでは、ブライは男性の仕事。夫の会社の歓送迎会などで、同僚とその家族が集まってブライをする時は、男性陣が焼き場で焼き続け、女性陣はダイニングテーブルに座ってくつろいでいるという風景が通常パターンです。

 

ところで、ブライで焼くものですが、基本的には肉のみです。日本人としては、野菜を焼いたり、焼きそばを作りたくなってしまいそうなものですが、南アフリカスタイルとしては「とにかく肉、肉、肉を焼く」ということなのだそうです。

 

 

南アフリカ、特にヨハネスブルグは、治安的な面からも、基本的にどこに行くにも車移動、歩いていける場所に飲食店がありません。飲食店も、日本で言うような飲み屋さんがあまりありません。そういった背景もあり、気軽に、いつでもどこでも誰とでも飲食を楽しめるというこのブライという文化が根付いたのかもしれません。